買ったばかりの家なのに雨漏り発生?「既存住宅かし保険とは!」(後編)

前回のお話しの続きですが、読まれていない方は是非そちらをご覧になって下さい。

それでは、今回は「既存住宅かし保険とは!」についてお話ししていきます。

前回の復習となりますが、瑕疵担保責任が売主になければ、購入者が修理費を負担しなければならなくなります。

既存住宅かし保険は、中古住宅において保険対象部分の隠れた瑕疵により生じた損害を保証する保険です。

前編のお話しに出ましたが、この保険も売主が個人・宅地建物取引業者の場合と分けられています。

中古住宅を購入する上で大切なポイントは、見えない瑕疵のリスクをいかに回避するかが重要です。

既存住宅かし保険は、「検査」と「保証」がセットになっている保険です。

個人が売主の場合、既存住宅を検査し買主に対して保証を行う検査事業者が被保険者となる保険です。

基本的な流れとしましては、売主となる個人が検査機関に対して検査と保証を依頼し、検査機関は対象となる住宅の検査を実施します。検査機関から申し込みを受けた保険法人は、引渡し前に現場検査を行なったうえで保険を引き受けることになっていますので、買主は、安心できるのではないでしょうか?

また、この時の検査では発見できなかった隠れた瑕疵についても、保険契約期間内は、保険支払いの対象になります。

保険期間は、1年、5年 保険金額は500万、1000万とあります。

非常に安心できる保険ですが、個人間売買の際は、保険料金の支払いに関してどちらが支払うかは双方の取り決めとなりますので、無用なトラブルを避けるためにも、しっかりした打ち合わせは必要だと思います。

 

 

 

 

 

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