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RC建物で珍しい雨漏原因は? 千葉県八千代市

鉄筋コンクリート(RC造)の建物で雨漏りが発生する原因は、外壁のひび割れやシーリングの劣化、屋上の防水層の劣化などが一般的です。しかし、専門家でも見落としがちな、少し珍しい、あるいは原因特定が難しい雨漏りも存在します。

 

  

 

■1. 構造の不均一性(ハニカム構造)

コンクリートを打設する際に、型枠の隅々までコンクリートが行き渡らず、内部に「ハニカム(蜂の巣状)」と呼ばれる空隙ができてしまうことがあります。このハニカムは、本来コンクリートで密に埋まっているはずの部分に、砂利や骨材だけが残った状態です。

  • なぜ雨漏りの原因に?:ハニカム部分には防水性がないため、外壁のわずかなひび割れから水が浸入すると、この空隙を伝って予想外の場所に水が出てくることがあります。外見からは判断が難しく、散水調査でも水がどこを通ってきているのか特定しにくいケースがあります。
  1. 打ち継ぎ部分からの雨漏り

大きなRC造の建物は、コンクリートを一度に流し込むのではなく、何回かに分けて打設します。この、先行して打設したコンクリートと後から打設したコンクリートの境目を「打ち継ぎ(うちつぎ)」と呼びます。

  • なぜ雨漏りの原因に?:打ち継ぎ部分の処理が不十分だったり、シーリングが劣化したりすると、そこから水が浸入し、建物内部に雨漏りを引き起こすことがあります。特に、設計図にないような不規則な打ち継ぎがあると、原因特定が難しくなります。
  1. スリーブやアンカーボルトの隙間

エアコンの配管や換気扇のダクトを通すための穴(スリーブ)や、看板などを取り付けるためのボルト(アンカーボルト)は、コンクリートを貫通しています。

  • なぜ雨漏りの原因に?:これらの貫通部分の防水処理(シーリングなど)が経年劣化したり、施工時に不備があったりすると、小さな隙間から雨水が浸入することがあります。雨が降ると雨漏りするものの、散水調査ではなかなか特定できないこともあります。
  1. コンクリート内部の鉄筋の腐食による「爆裂」

これは比較的よく知られた原因ですが、意外な形で雨漏りにつながることがあります。コンクリートの中性化によって内部の鉄筋が錆びて膨張すると、コンクリートを内側から破壊し、外壁が剥がれ落ちる「爆裂」現象が起こります。

  • なぜ雨漏りの原因に?:爆裂が発生すると、コンクリートの欠損部分から直接雨水が内部に浸入し、雨漏りとなります。また、ひび割れ部分から入った水が、内部で錆びた鉄筋を伝い、全く別の場所から漏れ出すこともあります。
  1. 地下や基礎部分からの雨水の逆流

雨漏りというと上からくるものと思いがちですが、地盤沈下や地下水位の上昇、排水不良などが原因で、地下や基礎部分から水が逆流し、建物内部に染み出してくることがあります。

  • なぜ雨漏りの原因に?:基礎のひび割れや、配管の貫通部からの浸水が原因となります。特に、地下室がある建物では、地下からの雨漏りは建物の構造に重大な影響を及ぼす可能性があります。

これらの珍しい雨漏りは、雨漏りの専門家による詳細な調査や、赤外線サーモグラフィー、ファイバースコープなど特殊な機器を使った調査が必要となる場合があります。安易な自己判断は避け、弊社にご相談ください。被害の拡大を防ぐ最も確実な方法です。

以上です。

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