何故雨漏りする建物が多いのか?

こんにちは、グローイングホームの宮垣です。

本日のブログは、「なぜ雨漏りする建物が多いのか?」について

お伝えいたします。あくまで、個人的な視点ですので解釈が違っていたらすいません!

皆さん、良く衣食住と言う言葉を耳にすると思います。昔から人間が生活するためには、食べ物の確保・雨風をしのげる屋根壁、暑さ寒さから身を守る衣類を着ることが必要ですよね。当たり前過ぎて、あまり意識せず 言葉にあえてださないことですが、太古の昔から人間が生きていくためには必要不可欠なものだと考えられています。

そう考えていくと、皆さんが住んでいる家が雨漏りによる被害を受けていて、生活に支障がきたしているという状況は、大変大きな問題だと思います。そんなことを踏まえて、高度成長に伴い、住宅が軒並み建設され、建物が増えれば、雨漏りする住宅も増え始めてきた事により、雨漏りの歴史の始まりと考えます。

では、100年程度遡った段階から、主に関東地方建設業界の雨漏り事情についてお話していきたいと思います。現在が2024年ですから約100年前と言えば、1923年(大正12年)関東大震災が発生しました。 死者・行方不明者100,000人以上、全壊家屋100,000棟以上にのぼる、近代日本において首都圏を襲った最大規模の震災被害となりました。以上のことから、雨漏りがしているから生活が出来ないです。困っているという状況ではなく、雨風をしのげる建物自体がなくなってしまい、生活のすべをなくしてしまった年でもありました。

その21年後時代が進み、1945年(昭和20年)日本は終戦を向かえることとなり、その当時の生活は、皆さんのご記憶通り、想像を絶する生活を、国民はしておりました。その後1950年(昭和25年)あたりから、戦後復古の象徴として、団地が建てられ、国の制作でもある、住宅ローン制度が後押しとなり、一戸建てを建て暮らして行くことが、その当時の生活スタイルとして根付いていったと言われております。その後当然、一戸建ての住宅が建ち並ぶ様になれば、当然雨漏りも建物の棟数に比例して、発生していたと思います。高度成長期により、生活者の意識は、住宅を長く維持するよりも、適当な年数で建て替えるスクラップ&ビルドの考え方が横行して、1986年(昭和61年12月ごろ)から日本全体がおかしな方向に向き始め、実体のないバブル経済に突き進むことになりました。

そして、皆さんもご存知の様に、1991年(平成3年2月ごろ)総量規制が発動され、バブル経済は終わりを向かえ、日本は不景気に陥りました。当然、イケイケどんどんで手抜きされた建物、技術のない施工会社や職人が携わった、質の悪い住宅、その多くが残されましたので、そのまま負の遺産として残り続ける事になりました。昔から、不具合のある建物を維持するために、営繕・修繕とかの言葉は存在していましたが、不景気の世は、バブル期に建設してしまった建物をどう維持していくかが課題となり、今で言うリフォーム需要の獲得合戦が始まり、10兆円市場と言われる様になりました。そのころに、要約、雨漏り調査・修理に真剣に取り組み可決解決していこうという志の高い方々が、続々と表舞台に現れ、今まで、雨漏りに対して、逃げ腰だった建設業界をけん引して行くことになります。そして、2006年に雨漏り修理の専門的な教育機関として、特定非営利法人雨漏り診断士協会が発足され、活動を開始しました。

以上の様な経緯で、雨漏り修理というワードがホームページ上で飛び交うようになり、雨漏り業者が本格的に活動することになった訳です。今回のブログは以上となります。

質問のある方はPCメール等でコメントをお待ちしております。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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