最近3年間での雨漏り発生傾向 ~片流れ屋根~

最近の雨漏り発生の傾向について、前回お伝えさせて頂きましたが、もうひとつ最近増えている事例がありますので、お伝えしていきたいと思います。

前回のお話も、今回のお話も、構造上のリスクと言えると思いますが、もし当てはまる場合は、定期的な確認チェックを行うようにして、事前に対処して頂ければ良いと思います。

最近、軒ゼロ住宅と共に増加しているのが、「片流れ屋根」の家です。
実は雨漏り発生のリスクが高いという結果となっています。

片流れ屋根とはどのような屋根なのでしょうか?
まずは、簡単に屋根の形状の種類をお伝えします。

□切妻屋根…三角屋根と言えば分かりやすいですね。現在一番多い屋根です。
□寄棟屋根…4方向から屋根面を寄せて支え合う屋根で、耐風性が強いと言われています。
□片流れ屋根…近年人気があり増加している形で、1面だけで傾斜した屋根で、デザイン性が高いです。
□陸屋根…水平な形の屋根で、木造住宅に採用されることは殆どありません。

細かく分けますと、まだまだありますが、屋根にも色々あります。

その中で、片流れ屋根が増えている理由としては、ソーラーパネルの設置がしやすいという事、コストが低くなる事、デザイン性が高くなることなどが挙げられます。

しかし日本住宅保証検査機構(JIO)のデータによりますと、この様な屋根の形別に雨漏りの状況を確認すると、片流れ屋根の雨漏りが、7割程度あり目立っている事があります。

構造上、片流れ屋根が雨漏りに弱いという事は決してありません。
ただ現状、片流れ屋根の家は、前回お話ししました、軒ゼロ住宅が多いのも事実です。
実は雨漏りは屋根より壁で起こる率が高いのです。
ですから、屋根と壁と取り合い部分の施工方法がキチンとされていないと雨漏りのリスクは増大してしまいます。
片流れ屋根は、外壁に当る雨の量が多いのも一因としてあります。

このような事を知っていれば、日々住宅のチェックをするようになり、気に掛ける事につながりますので、是非ともご自身の大切なお住まいに気を使ってあげて頂きたいと思います。

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