千葉県市原市 外壁からの雨漏り修理 現場ファイル60

■現場エリア 千葉県市原市 住宅

■住宅形態  木造2階建て 木造軸組在来構造 モルタル外壁の上に金属外壁張済

■お問い合わせ理由

風を伴う雨の時に、玄関サッシ取り合い部・台所出窓タイル部2箇所から雨漏りが発生していて、当社で雨漏りの原因を調査してもらいたいとの事でした。

■雨漏り調査の為の下見

今回は、新築時はモルタルスタッコ仕上げ(湿式仕上げ)外壁で施工されており、築年数に伴い、ひび割れが発生してきた為、金属サイディングを直貼りで施工した現場でした。この金属外壁をカバー工法で施工する場合は、直貼りでは、数年後には雨漏りが発生するケースが多く、カバー工法で行う場合は、もしくは、外壁張を行う場合は、必ず通気がとれる様通気層の施工を行わなくてはならないと当社は考えます。

■当社を知ったきっかけ ネット

■築年数 約22年

■雨漏り発生個所 東側1階玄関サッシ取り合い部1階西側台所出窓タイル部の2箇所

■雨漏り修理回数 1回行なっている(強制防水シーリング)

■調査方法 散水調査 ■調査時間 7時間

■調査料 円

■雨漏り修理費用 外壁張替・屋根張替・アルミ笠木交換・塗装 円

■修理期間2カ月

■雨漏り保証期間 10年

■原因部位 カバー工法した金属外壁のシーリング乾燥部から浸入した雨漏りが内部の壁ひび割れから更に内部に浸入して、雨漏りが発生しておりました。

■なんで雨漏りが発生したか?

・カバー工法とは、既存の外壁(モルタルスタッコ柄)の上に金属製の軽い外壁を張重ねる作業です。その張る際に、ビス又は釘を使って既存外壁に数百本打ち付けて金属外壁を張り込みます。当然、カバー工法で張り込んだ外壁の裏側に、雨が入り込むと、その数百本とういビス穴からも雨が建物内に浸入しますし、既存の外壁のひび割れからも雨漏りが浸入してしまいます。その入り込んだ雨漏りを排出したり、乾燥させてりする為に、通気層が必要です。当社ではカバー工法で施工する場合通気層は必須です。

■雨漏り散水調査状況

 

 

■どんな修理方法を選択したか?

・既存の金属外壁・モルタル外壁を剥がして、通気層を設けて、新規に窯業系外壁を張り付けました。

 

屋根に関しても、既存屋根を剥がして、ケラバ廻りの野地板を張り替えて、新規屋根の葺き替えしました。

 

■担当者からのコメント

今回のケースは、中古住宅で購入した、若いご夫婦が、思い切って屋根・外壁を張り替えた工事です。金属外壁をカバー工法にて張り替えた後に、外壁廻りから雨漏りが発生したケースでは、シーリング等の強制防水工事では、止まりません。今後20年以上現在の家を持たせたいとのことでしたので、ナイスな選択だと思います。約3年3カ月経過いたしまたが、雨漏り再発の連絡はありません。

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