既存住宅状況調査技術者とは?

既存住宅状況調査技術者とはどのような資格か?

徐々にですが、住宅診断(ホームインペクション)の認知度が、広まってきている状況となってきています。
日本の未来を考えた時に、人口減少、少子高齢化を迎える中で、「既存住宅流通市場の活性化」が重要な政策課題となっている状況から、「既存住宅状況調査」の質の確保と向上及び公正かつ客観的に検査を実施できる優良な人材の確保を国が主導し改善確保して打ち出されたものと言えるでしょう。

国が、住宅診断(ホームインスペクション)の技術者資格として、「既存住宅状況調査技術者」を定めました。
住宅診断は、人間で例えるなら健康診断と同じであると考えて良いでしょう。
既存住宅状況調査技術者は、街のお医者さんに相当します。
当然建物の「お医者さん」の資格に相当する訳ですから、誰でもなれる訳ではありません。基礎となる最低限の資格保有が前提となります。「既存住宅状況調査技術者講習登録規定」に基づいた受講には、「建築士」(一級建築士・二級建築士・木造建築士)であることが必須となります。
建物の不具合や劣化状況を目視や非破壊検査によって推測・判断を行うためには、建物の構造や材料について十分な知識が必要なのは言うまでもありません。ですから、建物のプロとしての建築士の資格が最低限必要と言う訳です。

既存住宅状況調査技術者の資格制度により、住宅診断(インスペクション)が社会に信頼を得て普及していくこと、消費者が安心して中古住宅の取引を行えるようになる事で既存住宅市場の活性化が望まれています。

この取り組みが、今後の空き家問題などの解決に対して有効になると期待します。

弊社グローイングホームにおきましても、「既存住宅状況調査技術者」は在籍しておりますので、ご相談はお気軽にお問合せください。

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