ゲリラ豪雨と雨漏りの関係

近年ゲリラ豪雨という言葉は一般化してきた感があります。
そもそもゲリラ豪雨とは正式な気象用語ではありませんが、一般的には認知されてきています。
正式には「局地的大雨」と表現されています。

ゲリラ豪雨の発生が増加した背景には、地球温暖化やヒートアイランド現象などの様々な要因が挙げられていますが、
今後も増加していく事が予想されます。
実際に1976年から1985年の10年間で、1時間降水量が50mm以上の観測数は平均174回でしたが、2003年から2012年の10年間では平均236回と増加していますので、今後も増加傾向であると言えるかと思います。

ゲリラ豪雨と雨漏りの関係を考えると、まず先に気にするべきは「住宅の雨排水能力」を確認する事であります。
ゲリラ豪雨は予見できないほどの雨が降る可能性が高いからです。
雨排水能力を確認することとして、ドレン(ここでいうドレンは、雨水を排水するための、菅や溝)や雨樋の詰まりの確認や掃除が重要です。
元々の排水量がゴミ等の詰まりによってその能力が低下されていれば、ゲリラ豪雨のような大雨の際には排水能力をオーバーして溢れてしまう事が容易に想定できます。
ベランダの排水溝もしっかりチェックして頂きたいですね。

しっかり「ドレンや雨樋をチェックしメンテナンスを行っておけば、雨漏りはしなかったのに」という事の無い様にして頂きたいと思います。
また、ゲリラ豪雨では滝のように住宅に雨が降り注ぐことになります。
以前お伝えした、軒ゼロ住宅などは、日頃から住宅の状態を確認することや定期的なメンテナンスを行う事をお勧めします。
弊社にメンテナンスをご依頼して頂き、現在の雨排水能力が適切かなどの確認を行う事も価値はあると思います。

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