雨漏り診断士協会とは？～雨漏りとは？～ | 雨漏りお役立ちスタッフブログ

雨漏り診断士協会とは？　～雨漏りとは？～

みなさま、「雨漏り診断士協会」というNPO法人が活動しているのをご存知でしょうか？
多分、殆どの人にとっては接する機会もないでしょうから知らない方が圧倒的多数だと思います。

私宮垣は、NPO法人雨漏り診断士協会の主催する認定試験「雨漏り診断士」の資格保持しております。
その関係の中で、雨漏り診断士協会についてお話ししたいと思っておりますが、まずは雨漏りについて先に少しお話させて頂きます。

皆さん今まで雨漏り修理の専門家という職業は、微妙な位置に存在していた事をご存じでしたか？
雨漏り修理は主に、建設会社、リフォーム会社、塗装会社など、住宅に関連する様々な専門的業種が行っておりますが、悪い言い方をすると、「今日から雨漏りの専門家を名乗ろう！」と決意し、お客様から雨漏り修理の依頼があれば、ビジネスとして成り立っていたのが実情です。やはり雨漏りした場合は、住宅関連の業者に相談するという事は、普通のことですが、問題は殆ど経験や実績がない業者が対応するというケースもあるという事です。
その結果、雨漏りの原因を見つけられない。一時的には直ったが、またすぐ雨漏りが発生したなどのトラブルも多い事があり、現在においてもまだこのような出来事は存在しています。
なぜこのようなことになってしまったのか？
雨漏りは、建物に関連する不具合ですから、住宅に関連する専門家に依頼すれば解決するだろうと、普通の人は考えますよね。実際に雨漏りの不具合に遭遇してしまったら、やはり普通の考え方は住宅の専門家に依頼するという事だと思います。
しかし、実際には雨漏りというものは、建物を構成するすべての部位や部材、構造だったり、工法だったりが絡み合って発生しますから、実際は、住宅に関するそれぞれの専門知識だけで解決するのは難しいと言わざるを得ません。

財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの調査結果によると、建設業界のクレームランキングでは、雨漏り関連のトラブルが、毎年圧倒的に多くまた、年々増加の傾向であるという事が言えます。
雨漏りは複合的要因が重なり合って発生していることから、各種の専門知識だけで解決するのが難しい事を証明していると言えるのではないでしょうか。