2千葉県成田市にて、雨漏り散水試験調査に挑みます。

千葉県千葉市若葉区若松町にて、雨漏り散水調査・試験・修理を行っております、株式会社グローイングホームの宮垣と申します。
1にてご紹介しました、成田市の鉄骨造り4階建てALC外壁の雨漏り散水試験散水調査についての報告です。今回は、4階建て現場なので、被疑箇所分までの距離がある為、2名体制で挑みました。
まず、散水試験を行なう前に、内部の漏水チェックです。散水試験調査を行なう前は、必ず残漏水がないか目視・サーモグラフィで確認をします。時には水分計も使用します。

写真1 (8)      写真1 (7)

写真1 (1)      写真1 (6)

試験前の漏水がないのを確認しましたので、右側外壁から、散水試験の開始です。屋上から散水をする事にしました。その様子が以下の写真です。右側外壁・他からの漏水は確認されませんでした。

写真2 (1) 写真2 (3) 写真2 (2)

次にサッシ部左側外壁です。このラインは、空調機ドレエン管・冷媒管・サッシ等貫通部が沢山あるラインです。散水試験調査開始後、約30分位から、冷媒管貫通部・ALC外壁の亀裂2個所から、漏水か確認されました。

写真3 (3) 写真3 (1) 写真3 (2)

続いて、バルコニー右側外壁ラインです。このラインは換気扇フード・縦樋金物・バルコニーアルミ手すりと様々な原因となるラインです。1時間の散水試験調査を行ない漏水は確認されませんでした。

写真4     写真4 (6)

写真4 (5)     写真4 (8)

写真4 (9)     写真4 (1)

続いて、1階トイレ部外壁ラインです。この部分は、散水試験調査開始後、約30分位から、1階と2階の部分の横ALC外壁ジョイント廻りの亀裂から漏水が確認されました。

写真5 (3)     写真5 (2)

写真5 (4)     写真5 (1)

最後に、屋上貯水試験調査です。いつもの通り、排水部にパテ材で止栓を行い、約2時間貯めた状況をつくりだし、試験調査を行いましたが、漏水の確認はありませんでした。

写真6 (2)     写真6 (3)

写真6 (4)     写真6 (1)

以上の試験調査の結果を踏まえて、報告書・改修工事をご提案するのですが、今回は外壁全体の漏水対策をしていかないと、数年後の漏水を繰り返す事になるのではないかと思います。10年以上は完全に止める方法を、オーナー様とよく話し合いを行い、先に進めて行きたいと思います。

« | »

記事一覧