雨漏りは今後増加傾向にある!?
雨漏りは、誰にとっても起きて欲しくない事です。
しかしながら、今後雨漏り被害は増加傾向になると感じています。
その大きな理由は?
自然災害の脅威が増加している事からです。
実際、雨漏り被害を県別に見てみると、西日本の方が多く発生しています。
理由は台風の影響であると言えるでしょう。
この理由の一つに、月別に雨漏り修理依頼を見てみると秋が多いという統計があります。これは8月~9月の台風や最近では観測史上最多の降水量などから、雨漏りが発生したとみて良いのではないでしょうか。
しかし元々台風の上陸が多い沖縄県では、実は雨漏りの被害が全国的に見ても非常に少ないのです。
これは台風が頻繁に上陸する事から、台風の備えとして風雨に強い鉄筋コンクリートの住宅が多い事、そして住民の意識が高い事が挙げられます。
最近の住宅は、窯業系サイディングボードを外壁に使用している住宅が多くあります。
サイディングボード自体は、10年程度では劣化が始まります。(最近のサイディングは表面コーティングの性能が高まっています)そのまま更に5年位放置するケースも良く見受けられますが、結果的に15年程度経過して外壁塗装を行った際、シーリングの劣化から、内部に雨水が侵入していたというケースは多くあります。シーリングは10年程度で点検を行った方が良いのですが、消費者はそのような情報を得られていない為、結果として被害にあう事も少なくないのが現状です。
また最近は、限られた土地にできるだけ大きな住宅を建てようとしている傾向が強い為、
軒の出を無くすなどの住宅が増えています。
防水機能の性能は良くはなっていますが、築10年以下での雨漏り被害も全体の5%程度あるのが実情です。
自然災害の脅威は、温暖化など様々な要因で多くなってきていることから、耐用年数が来る前に劣化してしまう事もある事を覚えておいて欲しいと思います。早めに点検を行う事が、リスクを回避する最善であると言えます。
自身の住む大事な家は、自身で守る意識を持つ必要があると感じています。
雨漏りの被害にあった方々のストレスを、解消できるよう、日々雨漏り修理と向き合って行きます。