築浅住宅の雨漏りが増えている!?

築年数が長い住宅においては、一次防水や2次防水の劣化等により雨漏りが発生してしまうケースは、どの住宅にも当てはまります。できるだけ雨漏り被害を受ける前に定期的な点検を行い、雨漏りが発生しないようにメンテナンスをすることをお勧め致します。

しかしながら、築浅住宅においても雨漏りが発生しているケースがあるのには、残念で仕方がありません。
これという理由は一概には言えませんが、築浅住宅での雨漏りの場合、
2次防水の施工ミスなどが挙げられますし、また最近の住宅では軒ゼロ住宅も増えており、雨水が直接当ってしまう住宅が多いのも確かです。雨水が当たらなければ雨漏りはしませんからリスクがあるという事は理解しておいた方が良いでしょう。

他にも雨漏りとは少し違いますが、通気工法の施工ミスも少なからずあるようです。
本来通気工法では、結露や湿気を逃がす役目がありますが、施工不良により空気や水分をため込んでしまっている住宅もあるようです。

住宅を購入する際は、見た目のデザイン性より、住宅本来の役割をキチンと確保できているかの方が重要であると感じています。

新築住宅や、築浅住宅で雨漏りする原因の一つとして、『雨仕舞い』の軽視が考えられます。

最近では、職人の経験・知識の重要性の引継ぎがうまくできていない事も考えられます。
その結果、雨仕舞いを軽視した住宅が増えてきているのではないかと勝手に予想しております。

他にもコストの関係などから、軒を無くす、デザイン重視で結果的に
雨仕舞いは後回しという住宅も増えていると言えます。
万が一新築で雨漏りが発生したら、10年以内は瑕疵担保責任法の対象となりますので、しっかり修理してもらいましょう。

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