シーリング工事について

最近の住宅の雨仕舞いにシーリング材の多用が目立つようになってきています。
シーリング材関連の雨漏りトラブルも、以前より増えていると感じています。

そこで、簡単にシーリングについてお話しておこうと思います。

まずシーリングとは?からお伝えしていきましょう。
建築・住宅用語集から抜粋すると、「水密性・気密性を目的として、目地や隙間などに合成樹脂や合成ゴム製のペーストを充填すること」となっています。

ご自身の住宅の壁を良く見て頂ければ、なんとなくイメージは付くのではないでしょうか?

ちょっとややこしいのが、色々な呼び方があるという事です。
「シーリング」・「コーキング」・「シール」と呼び方があります。

現在においてはこの3つの呼び方は、同じ意味として使用されています。ですので、お好きな呼び方で良いと思いますが、同じだと知らなければ、「何が違うのか?」と不安になってしまいますよね。余談ですが、シーラーという部材もありますが、こちらは、接着用に使用する「プライマー」と同じような効果を持つ下塗り材ですのでシーリングとは別物となります。(ちなみにシーラーとプライマーも同じではありません)
このような言葉というのは、何が当たり前で、何が当たり前ではないという事は、人それぞれ違う訳ですから注意する必要があると日頃から感じています。(お客様へのご説明の際はできるだけ分かりやすくお伝えするように心がけております)

シーリング材はホームセンターなどでも購入できますので身近なものでありますが、実際には種類が沢山あります。
成分の違いで分類しても10種類程度ありますし、また更に1液型と2液型があります。ホームセンターなどで見かけるのは1液型が殆どです。
接着方法も部材や場所により変わります。当然ですが技術も必要です。

以上の事からも、専門家に依頼したほうが間違いない事は確かです。
外壁塗装業者の中にも、シーリング工事が雑な業者も少なからずいることを知っておいてください。もしもシーリング工事が雑であったならば、塗装は丁寧とは考えづらいですね。
お気を付けください。

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