雨漏りしやすい建物の形について

雨漏りというのは、建物全体ということではなく、屋根や外壁の特定の箇所から発生するケースが殆どと言えます。
そこから考えると、雨漏りしやすい建物とは、雨漏りのリスクが高い部位や、納まりの箇所が多い建物であると言えます。

部位や納まりについては、また別の機会に譲るとして、今回は建物の形に焦点を当ててみたいと思っています。

形から雨漏りしやすい建物を考えて見るとやはり一番重要な事は、
「雨がかりしやすい建物」の注意が必要であると言えると思います。ここで少し補足をしておきます。「雨がかりしやすい建物」とは、一つの例としてお話ししますと、軒の出が60cm~90cm位ある家は、軒の出の分雨がかかる量が軒の出が無い建物に比べ1/4以下になります。雨がかりしやすい建物の代表は軒の出が無い建物であると言えます。

壁面の雨がかりに対して無防備な立面の建物に問題が起きるケースが多いと言えます。
そもそも論となってしまいますが、雨が当たらない部分から雨漏りはしませんから。
この事から、雨がかりを減らすようにするにはどうすれば良いかを考えて見た時、軒の出を確保して雨のかかりが減るようにすることが、雨漏りリスクを減らせると言えます。

最近の住宅事情から、リスクが高い傾向にある物件を考えて見ると、狭小な敷地に最大限に建てる住宅が上がられます。
これに関しては全てが当てはまる訳ではありませんが、残念ながらリスクが高いと言わざるを得ません。

狭小な敷地に無理に押し込んだ形の住宅のケースの場合、雨漏りリスクが高いケースが多いのは残念ながら事実としてあります。

いくつか当てはまる事を挙げてみると、建築面積を確保するために、軒の出を無くしている住宅や、敷地のスペースの関係からルーフバルコニーの採用物件、斜線制限の規制内で容積率を確保しつつ全体の高さを抑える為、変形屋根の採用や陸屋根なども、実はリスクが高くなります。
3階建ても実は雨漏りリスクが高いというデータがありますので、狭小な敷地に無理に押し込んだ形の住宅のケースの場合、しっかりやり取りをして、雨漏りリスクを確認し不安を払しょくした上で購入してほしいと思います。

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