セメント瓦葺きの木造住宅屋根から雨漏り発生!散水調査を行う事になりました。

こんにちは!千葉市若葉区にて、雨漏り調査・修理をしております。千葉店の宮垣です。
今回は、OB様から雨漏りで困っているお友達がいるとお電話を頂きました。場所としては東京都足立区、エリア外でしたが、以前お世話になりましたので、現場確認に伺う事になりました。
その建物は築40年以上、木造モルタル外壁スタッコ葺仕上・屋根セメント瓦葺きにて建てられていました。昔建築された建物でしたので、隣との軒先距離が近く、メンテナンス修繕工事を行うにも困難が予想される住宅でした。
ご訪問して、お客様にお話しを詳しく聞いた所、少し強めな雨が降ると、2時間経過した頃から2階押入れの壁・天井から雨漏りが染み出て来るとの事で、日に日に雨の量が増えている様な気がするそうです。まず内部の押入れを確認後、2連梯子を使用して屋根上に上がりました。

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屋根上に上がり状況確認、セメント瓦が何枚か割れており、下側からでは解らない程度に瓦がずれていました。恐らくセメント瓦本体も乾燥しきっていましたので、経年劣化によるその下の下葺き材(ルーフィングシート)雨・紫外線による不良が直接の原因ではと思い仮説を立ててみました。 そして、お客様にご報告した所、今回を機にきちっと修理をしたいので確実に雨漏りの原因を付き止めて欲しいとの事だったので、雨漏り散水試験調査を行う事になりました。

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散水調査試験当日、まず、2連橋子をセッティングした後、2階屋根部に直接通常の雨を再現する散水から行いました。
約20分経過後位から、内部押入れから雨漏りが発生、やはり下葺き材の不良による雨漏りでした。

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その後何枚かセメント瓦をめくり、内部の下葺き材(ルーフィングシート)を確認したところ、予想以上に劣化が進行(シートが溶けている様)していました。

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今回の場合は、部分的に下葺き材を張り替え現在のセメント側を葺き替えても、また、別の所で雨漏りが発生すると予想されましたので、その旨をお客様に伝えて、現在のセメント瓦を耐震対策も兼ねた、軽い素材のガルバリュウム鋼板の屋根材に葺き替える事を選択されました。また、屋根の工事といっしょに、外壁塗装も行う事になりました。
以上でご報告を終了致します。

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