千葉県茂原市にて、雨漏り散水調査を行いました。

千葉県千葉市若葉区若松町にて、雨漏り散水調査・試験・修理を行っております、株式会社グローイングホームの宮垣と申します。
今回の雨漏りは、浴室ユニットバスの天井の上の屋根裏に雨漏りがしているとの事で、現場確認をさせて頂きました。確認当日、お客様から、この住宅は中古にて購入されたらしく、購入当時も、トイレ壁に雨染みが現れ、何度か雨漏り修理を行ったそうです。しかし、雨漏りの修理は難しいらしく、なかなか止まらなかったそうですが、その後、何とか雨漏りが止まったらしく、様子を見ていたそうです。しかし、今年の雨で、今度は浴室ユニットの天井内部に、雨漏りが増えている様で、浴室点検口を空け内部を確認、梁部材がかなり濡れていたそうです。以上のことから、仮説として、浴室上の下屋金属屋根本体か又は2階の屋根の谷部分からの漏水ではないかと、再現散水調査をする事になりました。当日は、2階の屋根も散水を行う予定ですので、2名体制で行いました。

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最初に、浴室上の下屋から、調査を開始しました。この下屋が、金属のカバー工法にて、施工をしておりましたので、各種部材の取り合い部分である、壁水切り部・棟部・コーナー板金加工部・屋根本体重なり部等さまざまな角度からから行いました。2時間位は行いましたが、雨漏りは確認されませんでした。

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次に、2階屋根の下屋根部と寄棟や根部の取り合い部を上から散水を行いました。約30分後確認、雨漏りの確認されませんでした。

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次に、少し斜めから散水、この角度は、台風等、強い風を伴う雨を再現してみたのですが、10分後に浴室天井内部に、雨漏りが確認されました。一度止めて、水の動きが止まった段階で、再度散水、今度は3分位で、雨漏りの再現をする事が出来ました。恐らく、トイレ内部の壁の雨染みもこの部分からの侵入と思われます。

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結果として、屋根取り合い部の内部まで正しく防水処理がなされていなかったと思われ、築年数の経過に伴い、雨漏りの入り口が広がったものと考えました。
今回の原因修理は、とても難しいと言うか、2次防水処理まで、雨漏り修理を行った場合は、あまりにも金額が掛かりそうなので、どうしたものかと考えものです。今後の対策として、お客様と良く相談したいと思います。

 

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