雨漏りしない屋根とは?②(屋根に穴を開ける時の注意点)
前回、雨漏りしない屋根とは①?で形状についてお話ししましたが、今回は引き続き雨漏りしない屋根とは?(屋根に穴を開ける時の注意点)をお送りしていきたいと思います。
今回は、屋根に穴を開ける時の注意点と題してお送り出来ればと思います。
「屋根に穴を開ける」という事は、正直な所あまり無いと思いますが、既存住宅に太陽光パネルを設置した方などは、もしかしたらこのような説明があり、屋根に穴を開けて施工された方もいらっしゃるかもしれませんね。
太陽光パネル設置において、一般的な工法は「アンカー工法」といって、屋根に
直接穴を開けて金具を取り付ける工法があります。
屋根構造を簡単にご説明しますと、垂木、野地板、ルーフィング(防水シート)、瓦などの屋根材という構造となっています。
アンカー工法は垂木や野地板に穴を開けて設置する工法ですので、その上にあるルーフィング、屋根材に対しても穴を開けることになります。
雨漏りのリスクがあるという事を事前にご理解しておいた方が良いと思います。
また、工事に関しては自社施工か下請け業者施工かはあまり関係が無いと思っております。
あくまでも、雨仕舞いに対してきちんとした経験・知識がある職人が施工するか?が大事です。
現在、太陽光パネル設置において不具合が多かったのか、それとも雨漏りのリスクを回避するためか、屋根に穴を開けずに施工する工法も出てきておりますので、設置工法についても事前にしっかりとした説明を求めることが重要です。
可能な限り情報を集めて、事前にしっかり質問をすること。そして納得の上で工事を依頼する事。
これが大事だと思います。
屋根に穴を開ける事のリスクをしっかり理解し、適切な施工を行って頂けるように、本コラムがお役に立てば幸いです。
新築で住宅を購入する際は、長期的な視点で一度考えて見て欲しいと思います。