雨漏りが発生し始める築年数とは?

長年住んでおられる住宅で雨漏りが発生してしまった場合、「仕方ない」と思える人は少ないでしょう。
築年数が長くとも、やはり雨漏りは発生してほしくはありませんよね。
精神的な負担、金銭的な負担など多くの負担をその住宅にお住いの人に降りかかってきてしまいます。

経年劣化により雨漏りが発生しやすくなるという事は確かにあります。
ところが、近年においては残念ながら
築5年以内での雨漏りも多く見受けられるようになってきております。

築浅住宅の雨漏りと築年数経過後の雨漏りでは、雨漏りの原因が大きく異なるケースが多々あります。

残念ながら、築浅住宅の雨漏りの原因としては、軒ゼロ住宅などで雨仕舞いに細心の注意が必要な住宅において、十分な施工がなされていないケースがあります。
万が一築浅住宅で雨漏りが発生してしまった場合、不安な場合は雨漏り専門業者にご相談ください。
新築後10年未満の住宅で施行不備などが発生した場合は、住宅瑕疵担保責任保険の適用になりますので、無料での修理ができますので、まずは購入先に問合せしましょう。

それでは築年数の経過した住宅を見ていきましょう。
一概に何年経過したから雨漏りが発生するという事はありません。
以下の写真は、築年数19年の木造住宅の屋根写真です。

釘の浮きや、漆喰の剥がれが見受けられます。しかしこちらの住宅は別に雨漏りは発生しておりません。
以前お伝えしましたが、1次防水と2次防水が不具合を発生して雨漏りが発生します。

よく訪問営業をされている業者の中には、釘の浮きや軽度な漆喰の剥がれを理由に「このまま放置するとすぐ雨漏りしてしまいます」と脅して塗装や補修の契約を迫る業者がおります。その辺りはお気をつけて下さい。

但し、これらが雨漏りはしないと言い切れる訳ではありません。

近年の日本においては、自然環境が悪くなり、間違いなく住宅にとっても悪い環境になってきていると言えます。

そのことを理解して、定期的に住宅の点検を行う事をお勧め致します。
点検費と実際に雨漏りした際の補修費用 どちらの負担が少ないのか? 言わずとも分かりますね。

築年数の経過した住宅の雨漏りでは、原因の特定が難しいという事があります。原因が複雑化することが要因ですが、日頃から雨漏りと向き合っていなければ解決は難しいと言えます。

大型の台風・ゲリラ豪雨など劣化のスピードや傷み具合が早まる可能性は捨てきれません。
住宅はメンテナンスをする必要があるという事を覚えておいて欲しいと思います。
長く安心して住める住宅にするためには、あなたの家に対する愛情が必要なのかもしれません。

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