千葉県勝浦市にて、外壁の雨漏り修理を行いました。後編

こんにちは!千葉市若葉区にて、雨漏り調査・修理をしております。千葉店の宮垣です。勝浦市内のOB様宅雨漏り修理の続編です。

正しい貼付け方法は、本体の窯業系のサイディングを貼り前に、土台天端からの隙間を18㎜以上開ける様にして、基礎上の土台に、水切り材を取り付けます。そして、柱や間柱に、透湿シートを貼ります。更に455

㎜ピッチにて胴縁材(W45㎜×厚15㎜×L3,640㎜)を取り付けていきます。そして、最後に窯業系サイディング(長さ3M高さ45㎝厚1.4㎝~1.8㎝)の長方形の板状のものを張り付けいきます。

この胴縁材を張り付ける事による効果として、もし張り付けたジョイント部分から、内部に雨水が浸入しても、この厚み15㎜の胴縁材を455㎜間隔で打ち付ける事により、目的を持ってその間に、15㎜の空気が抜ける層を設けている為、その間を通り、基礎上水切り部に雨水が抜ける様になります。この抜けると言う事は、当然、空気も抜ける事になりますので、結果、建物内湿気・結露も発生しにくくなり、湿気も抜けやすくなる訳です。

写真1

後編 (3) 後編 (1) 後編 (2)

後編 (4)

また、建物が地震等により揺れた際、柱に直接張り付けていますので、ダイレクトにその動きに影響され、外壁の釘穴の割れ・緩衝目地の亀裂を多く発生させてしまいます。

ちょっとした,一手間を掛けるだけで、建物の維持状況は、劇的に変わります。今回の場合は、既設サイディングの劣化がかなり進んでいた為、シーリングによる、1次防水処理だと、間違いなく雨漏りは止まらない旨を伝え、張替をお勧めしました。このブログを読まれているお客様も、時間のある時に、ご自宅の水切り廻りを、下側から覗き込んで見てください。胴縁材が見えればOKです。(最近は、見えない構造の家が増えていますが・・・。)分からない場合は、お問い合わせを頂ければ、お伺いいたします。

よろしくお願い致します。

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