八千代市の隣の市にて、雨漏り散水調査を行いました

こんにちは!グローイングホームの宮垣です。201577日に、京葉道路原木インターを下りて、10分位着の住宅にて、雨漏り散水調査を行ました。今回のお宅は、新築同時から、台風の様な強い雨が降る時だけ、1階台所サッシと木枠の間から雨漏りがしていたそうで、大工さんにみてもらっても直らず、塗装を2回程したそうですが、その時、「必ず止まるでしょう」と言う事で、工事をしてもらいましたが、結局止まらずじまいで、悩んでいたそうです。一度、特殊な塗料で、「原因をみつけます」と言う業者に見積もりを依頼したそうですが、金額を見て「びっくり」、50万円掛かると言われ諦めたそうです。そうこうしている内に25年経過してしまったそうです。

そんな時、私共の事を知り、連絡をしたそうです。その後、散水調査の為の、現場確認に伺い、状況を確認していたところ、2階に間口3.6M高さ1.3Mの大きなサッシがありました。お客様曰く、横にスライドがしにくくなってしまい、一度建てた工務店様に修理を依頼したそうですが・・・。結果、今現在も、力を入れないと横に引けない状況でした。恐らく、間口3.6Mの様な大きな間口のサッシは、ちょっとでも、傾いて付けて有ると、ガラス窓が横に3.6M移動する訳ですから、途中で動きが悪くなるケースが意外と発生します。特に、構造が木造住宅ですと、尚更です。しかも、この傾きが、雨漏りの原因にも関係します。また、今回のサッシは水切り付きサッシで、意外と多いのが、この水切り付きのサッシからの漏水です。

今回も、何回かの散水調査の結果、水切りからの侵入が原因でした。その後、雨漏り修理のご提案をする事になったのですが・・・・。悩み何処です。雨水の侵入を止める事だけを考えると、1次防水修理で、水切りの隙間をシーリング等で埋めてしまえば、雨水は入らなくなります。しかし、本来その水切りは、サッシレール部に落ちた雨水を外に逃がす為に存在します。文章だと分かりにくいですが、水切りの深さが、4センチありましたので、2センチ以上、リングを打ってしまうと、サッシ溝に落ちた、雨水が、レールの水抜き穴から、水切りに落ちる穴まで達してしまい、埋めてしまう事になります。結果、雨水の逃げ場所がなくなり、間違いなく雨漏りが発生します。この2センチ以上がポイントで、判断に迷うところです。

一方で、2次防水修理まで行う作業として、外壁とカットして、サッシを付け直してしまえば、間違いなく止まるでしょう。完璧な雨漏り修理です。何故、そこまで踏み切れず悩んでいるかと申しますと、そのお客様が高齢のご夫婦さんだからです。雨漏り修理業者として、原因が明確になると、ベストの修理方にてご提案するのが職務ですが、2次防水修理までご提案ですと、予算的にアップになってしまう、はたして必要なのか?子供さんは皆独立したそうで、この家には帰ってこないそうです・・・・。その様な状況の住宅に、どこまでお金をかけるかは、当然の悩みどころです。最終的には、1次防水修理・2次防水修理と、2プランにてご提案しますが、ご判断されるのは、お客様ですので、解り易くご説明致します。ご提案書が出来次第お伺いいたします。

よろしくお願い申し上げます。

 

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