ハウスメーカー住宅と雨漏り

こんにちは、防水工事・塗装工事を千葉市内で行っておりますグローイングホームの宮垣です。

先日、千葉県内のお客様から、雨漏りがしているとの事で、お問い合わせを頂き、雨漏り事前調査表をご郵送後、現場確認に伺ったのですが、1階和室サッシ上場取付枠と鴨居が接触している部分から雨漏りがしていました。雨漏り散水調査の為の現場確認の際は、まず、内部の漏水部の確認から行うのですが、今回のご依頼は、事例としては、比較的多い雨漏りのケースで、その後雨漏りが侵入しているだろうと思われる外側を確認したのですが・・・・。

外壁のジョイントシーリング部が破断しており、隙間がかなり出来ていました。雨漏り事前調査表では、24年間、外廻りのリフォームはしていないと記入してあり、恐らくシーリング目地の破断による漏水の可能が高いのでは?そう考えると、まず、散水状況で、雨漏り原因の確定を行った後、目地シーリング打ち変え、塗装作業が妥当なメンテナンス方法だと思うのですが、ハウスメーカーの担当は、この部分の外壁と全て張替をしないと雨漏りは止まらないと断定する。しかも、目玉が飛び出るぐらいの見積額を提示してくる。このびっくりする程の見積額は、ハウスメーカーの提案パターンで、お客様が悩んでいると、最終的には、一般の大工さんは直せないですよ、だって、「内部の構造が解らないから」といつも言う。????

建物を建築する際、必ず設計図を作成する、当然建築確認申請を行うのが一般的で、地区によっては、義務化の地区も存在する。当然、申請の為にも必要だし、建物を考えるのに必ず全ての施工図を作成しなければ建たない。結果、内部の構造まで記した図面が必ず有るはずである。しかし、お客様のところへは、平面図・立面図はあるが、構造図面がない。数千万して購入した住宅の構造が詳しく載った図面がないのは何故?と言うが不思議な話である。

某ハウスメーカーは、子供でも書ける簡単な図面しかない。結果的に内部を変更する様なリフォームに対しては、ストップするしかない。(図面があれば出来る)結果、お客様は、物凄い高いお金を払ってリフォームする事になる。今回のケースも、バランスを考えた雨漏り修理は、散水調査の結果次第ですが、外壁を剥がして内部から工事するよりも、1防水工事(材料の耐久性に期待する)シーリング及塗装工事がベターではないかと思う。なんか腑に落ちない感じがする。

雨漏り散水調査後、正確にご提案いたします。

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