■屋根・壁の役割とは?

■屋根の種類と役割?(水平面)

雨や雪、強風や太陽の強い日差し等を防ぐなどの役割を行う。そして屋根の形状は、歴史やその土地の風土・文化によって平らなもの・急なもの曲線のものが存在します。その素材的にも、茅葺・陶器瓦・スレート瓦・金属製・コンクリート・さまざまなものが使用される。そして、その家々の屋根は集合して土地の風景をも形成しています。

 

■茅葺屋根

茅葺(かやぶき。「萱葺」とも。)とは、茅(かや、萱。ススキやチガヤなどを指す)を材料にして葺く家屋の屋根の構造の一つで、茅葺き屋根、茅葺屋根ともいう。用いる材料により藁葺(わらぶき)・草葺(くさぶき)と呼び区別する場合もある。現在は限られた古民家に残されていて、葺き替えの出来る職方も限れています。

 

■瓦屋根

瓦葺き(かわらぶき)は、陶器製(粘土瓦)や石(石瓦)、セメント(セメント瓦)、金属製(銅瓦など)のものを用いた屋根仕上げ。 一般の住宅などでは、引掛桟瓦が標準的な瓦葺である。耐久・耐火・耐熱性を持ち、瓦一つ一つが容易に取り外しが可能なため、1枚が割れても取替えが可能で修理がしやすいが、強風や揺れなどに弱い。現在でも、木造一般住宅には広く使用されています。

 

■スレート瓦

スレート瓦とは、石質(粘板岩)の薄い板の総称で、主に屋根葺き材として使わています。天然の石を使った「天然スレート」と人工の「化粧スレート(無石綿セメントスレート)」があります。日本では、屋根メーカーによって、コロニアル、カラーベストと呼ばれ、1961年頃から 発売されました。原材料が、セメントと石綿(アスベスト)を85:15の割合で混合して作られた 厚さ4.5mmの薄い瓦のことです。現在は、アスベストが使用不可となり、天然パルプを使用し、原材料に石綿(アスベスト)を一切含まない 無石綿商品が建築資材として厚み5.2㎜程度のものが広く使用されています。

 

■金属屋根

カラー鋼板とは、鋼板の表面に塗料を塗布することで、色調やその他の機能を付加した、鋼材二次製品の一種。噴き方として、桟葺・平噴・折板葺等が存在する。現在多く使用されているのもとして、ガルバリウム 鋼板があります。鉄板を基材としてアルミニウム、亜鉛、シリコンからなるメッキ層を持つ溶融アルミニウム-亜鉛合金メッキ鋼板を総じてガルバリウム 鋼板と言います。1972年にアメリカで開発された耐久性に優れた新しい金属素材です。

 

■コンクリート屋根

金属の鉄がもつ性質で、容易に破断しない粘り強さの引張強度、セメントと骨材である砂及び砂利を水と混ぜたコンクリートがもつ高い圧縮強度を併用した高層階建築に多い構造体です。スラブとは平面上の構造体で機能させるものを呼び、屋根のためのスラブを屋根スラブと呼びます。また、その他ビル建築等によく施工される、陸屋根の下地構造体として、軽量気泡コンクリート(発泡剤で多孔質化したコンクリート。板状にしたものはALC板 ・ALCパネルと言います。)があります。この陸屋根は、そのままでは防水性はまったくなく、その上に雨水等を処理する排水設備、表面の防水処理が必要となります。

 

■屋上屋根とは?

陸屋根とは屋根の形状の一つ。傾斜の無い平面状の屋根のこと。平屋根ともいう。「陸」とは「平ら」との意味であり、その逆は「不陸」という。普通、陸屋根を有する建築物の上の平面部を屋上という。一般的には、この形状を施工する理由は、高層階のビル・住宅に多く採用されている為、屋上面積の有効利用、また一般住宅ではデザイン性、雪国では落雪事故を防ぐ為と、環境によってさまざまです。しかし、この屋根の形状が最も雨漏りとの関連性が多いと言われています。

 

■屋上屋根の主な防水工法の特徴と性能比較

防水には大きく分けて3つの工法があります。アスファルト防水・シート防水・塗膜防水です。

 
アスファルト防水
シート防水
塗膜防水

アスファルト防水

熱工法・トーチ工法・冷工法
塩ビシート防水
ゴムシート防水
ウレタン
塗膜防水
FRP防水

5~10mm
1.5~2.5mm
1.2~2.0mm
3mm~
3mm~


耐用
年数
※1

露出 13~15年
押え 17~20年
※2

露出 17~22年
押え 20~32年
13~15年
10~13年

田島ルーフィング(株)の研究データ・実績により想定した耐用年数。

 

■アスファイルト防水工事

一般的に、新築建物時に多く使用される工法で、合成繊維不織布にアスファルトを混ぜてシート状のルーフィングを貼り重ねて形成する。代表的な工法として、 ①熱工法(溶融釜で220℃~270℃に溶融した防水工事用アスファルトを、ルーフィングシート複数枚を交互に積層して防水層を作る工法。) ②トーチ工法(アスファルトルーフィングシートの裏面と下地を、トーチバーナーであぶり溶かしながら張り重ねる工法) ③冷工法(温状態でアスファルトルーフィング複数枚を、交互に積層して張り合わせる工法)などに分類され、ルーフィングを張り重ねる事により、密着性に優れた防水層が構成される。また、その屋上の利用目的や建物構造によって保護工法(保護塗料などにより紫外線から防水層を保護する工法)と露出工法(屋上の防水層の保護のために軽量コンクリートで仕上げたり)屋上緑化を施したりと多彩な仕上げが可能です。

 

■シート防水工事

新築時に施工される事はもちろんですが、主にメンテナンス時に再生工法として採用される事が多く、既存の平面防水層を撤去せず、新設の防水層をかふ?せて施工する改修工法の事で、施工中の雨漏りを防止する事が出来ます。また、防水層を撤去する費用や工程も省略すること事が出来る為、振動や音も少なく、建物を利用しながら防水施工をすすめる改修工事に最適な工法の一つと言えます。大別すると、

① 塩化ビニル樹脂系シート工法(1枚で構成された防水層で、着色済みのものが多く、保護塗装が原則不要な為、維持管理費も節約する事可能で、高い耐久性を有している。下地の種類や状態、使用される用途によって接着工法と機械的固定工法があります。)

② 加硫系ゴムシート工法(シート状に成型した防水ゴムシート1.2㎜を、接着剤で下地に貼り付ける工法で、伸縮性・コスト面においても優れている、一般的には、非歩行タイプが多く、仕上げは保護塗料にて仕上げている。)

 

■ウレタン系塗膜防水工事

主にメンテナンス時に採用される再生工法で、塗料と似た様な、ウレタン樹脂を、コテ・ローラー等を使用して塗り込んだ材料が硬化・乾燥する事により、ゴム状で弾性のある一体性のある防水塗膜層を形成する工法です。複雑な形状でも簡単に施工でき、つなぎ目の無い塗膜で美観に優れるなどの特徴がある。改修時に建物の傷み具合や利用方法に最適な防水層を提供でき、改修工事用として需要が多いです。下地の種類や状態、使用される用途によって密着工法や通気緩衝工法などがあります。(シート防水施工方法に準ずる)当社としては、一番多く採用している防水工法で、一般木造住宅のバルコニー床にも多く施工をしております。

 

■FRP系塗膜防水工事

FRP(繊維強化プラスチック)防水とは、ガラス繊維マットを敷き込んだ上に透明な液状樹脂を塗布し硬化・乾燥して防水層を形成する防水です。FRP防水は、耐水性、耐薬品性、耐摩耗性に優れるため、新築時の木造住宅のバルコニーや厨房床では圧倒的に多く採用される塗膜防水タイプの工法です。また、浴槽・車ボディーのバーツ・船等にもこの工法は広く採用されている。一般的には、歩行タイプが多く、仕上げは保護塗料にて仕上げている。

 

■外壁の種類と役割?(垂直面)

英和辞書でサイディング(Siding)を調べると羽目板(はめいた)・下見板(したみいた)とあります。平たいもので、内外問わず垂直の部分に張り付けたものが外壁材の始まりみたいです。外壁の役割として考えられるポイントは2つ。1つ目は生活を守るために風雨や火災などから家を守るということ。2つ目は住む人の個性や表現を表すデザイン性という点です。それでは、外壁材にはどんな種類があるのか上げてみます。 窯業系・金属系サイディング・ALCパネル・タイル・セメントモルタル塗・土塗・羽目板・他にもありますが、一般的に木造住宅の多く使用される外壁材です。

 

■窯業系・金属系サイディング材

①窯業系サイディングとは、木造住宅に圧倒的に多く使用され、主原料は、セメントに「繊維質原料」を加え、高温,高圧力で形成します。厚みは12㎜~20㎜で薄いが、その繊維素材強度と、特性である断熱性を最大限生かした特徴です。表層部のガラス質・塗膜質のコーティングで耐久性・デザイン性を確保した人造外壁材である。  短所としては,張り込みの際、ジョイントとして発生してしまうシーリング材の劣化が早く、そこが亀裂、破断を起こし、雨漏りの原因を発生させています。

②金属サイディングとは、表面が凸凹に加工された金属板とウレタン断熱裏打材によって構成された乾式工法の外壁材です。一貫した製造ラインで工場生産され、仕上がりが均一、取り付けが容易、塗装仕上げが不要な外装建材です。とても軽量で(窯業系のサイディングの4分の1)、断熱性に優れ、ひび割れ・凍害に強いといった特徴を持っています。表面の金属板の規格は、アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板のことで、アルミニウムを55%含んだめっき鋼板です。アルミニウムの耐久性と亜鉛の犠牲防食作用を併せ持つ優れた鋼板で、一般的にはガルバリュウムと称されています。

 

■ALCパネル

発泡剤で多孔質化した軽量気泡コンクリート。施工、加工が容易で断熱性、耐火性が高い外装材です。製品は幅600mmが標準で、厚さが75mm以上の厚形パネルと50mm以下の薄形パネルに大別され、それぞれに平パネルと表面にデザイン加工を施したパネルがあります。戸建住宅の外壁に用いるALCは、厚み50mm以下が用いられます。鉄骨造に多く使用されている様に思うが、木造の専用住宅にも最近は使用されている。

 

■タイル外壁

焼き物と同じように土や石を粉砕して焼き固めた平たい形状なもので、耐久性、耐候性が高く、汚れにも強いのが特徴です。木造での外装用壁タイルの貼り方には、ラスモルタル下地の上に貼る湿式工法と接着剤で貼り付ける方法、又は、専用の下地パネルに引っ掛けて留め付ける方法の乾式工法があります。湿式工法とは、昔から行なわれてきたタイル貼りの施工方法で、モルタル下地を施工した上にタイルを貼る方法で、「積上げ貼り工法(団子貼り)」、「圧着貼り工法」があります。団子貼り工法は、タイルの裏面に貼り付け用モルタルをのせ、タイル貼りの下モルタルこすりを行なった面に、押し付けるように貼り付ける方法。圧着貼り工法は、下地モルタル面に貼り付け用モルタルを塗り付け、硬化しないうちに、その上にタイルをもみ込むようにして貼る方法です。高層階のビル建築は湿式工法を採用している場合が多い。

 

■セメントモルタル・骨材入樹脂(ジョリパット壁)・土等の塗り壁

塗り壁とは、セメント・砂・土・塗料入樹脂・他に水を現場で混ぜ合わせ、コテという道具を利用して垂直面(外壁)に塗り込んだもので、昔からある施工方法です。普及させた最大の目的は、特に隣家からの延焼を防ぐ事に対して適している(防火構造)からだと言われています。現在においても、一般的住宅は、まだまだモルタル塗壁が多く建築資材では無視できない材料です。塗りまでの下地構造は、アスファイルトフェルトにメタルラス網を止めて、その上に厚み15㎜を目安として塗り込んでいきます。最近では通気層を設けて下地造りをする場合が多くなりました。(土壁・漆喰壁の下地構造は違う場合がございます)塗り壁は長所として、材料の無駄がない・コスト面で安いという事。短所としては、ひび割れが多い、製品の品質にむらがある、乾燥時間がかかると言われています。

 

■シーリング材の種類と役割とは?

水密や気密の目的で充填する材料のこと。空気・雨・汚れが入らないようにすきまに充填する材料。タイルの目地、建物外部のサッシ取り付け部、外壁のすきま、コンクリートの継ぎ目などに使われる。部材の膨張や変形を吸収して互いに緩衝しないようにする目的もある。シール材・シーラントとも言う。

 

■シーリング材の種類

シリコーン、変成シリコーン、ウレタン、アクリル、ブチル、などです。シーリング材の特徴はそれぞれ異なり、特徴によって使う場所も異なります。また、化学反応を起こして固まる2液タイプ、乾燥して固まるタイプなど、様々なシーリング材があります。

 

■シリコーン系シーリング材

1成分形と2成分形があり、1成分形は主に空気中の水分によって硬化するため表面層から硬化が始まるのに対し、2成分形は、基剤と硬化剤を練り混ぜることによって均一に反応硬化する。耐候性・耐水性・耐熱性良好、水廻り、(キッチン・浴槽廻り・ガラス廻り等)の仕上げ、補修などに使用されている。上から塗装出来ません。

 

■変成シリコーン系シーリング材

湿気硬化の1成分形と、基剤と硬化剤からなる2成分形とがあるシーリング材です。耐候性・塗装性良好、硬化後はシリコーン系のシーリング材と違い塗装可能。主に建築や板金加工やサイディング目地などの露出シーリングとして用いられています。また、ノンブリードタイプの商品もございます。

 

■ポリウレタン系シーリング材

湿気硬化の1成分形と、基剤と硬化剤からなる2成分形とがあるシーリング材です。比較的安価であるため、中間的な性能分野の利用が多く、モルタル及びモルタル二次製品への目地に補修として使用されることも多く、主にALC目地の改修や塗装仕上げを行う目地部分に用いられています。また、塗装改修には、ノンブリードタイプが一般的に使用されます。

 

■アクリル系シーリング材

湿気硬化の1成分形のシーリング材です。水性エマルジョンタイプなので取り扱いが簡単。水分が抜けて硬化する特性を持つため、硬化後肉やせ有り、内装目地など広く使用されている。

 

■ポリサルファイド系シーリング材

湿気硬化の1成分形と、基剤と硬化剤からなる2成分形とがあるシーリング材です。耐油性・耐候性良好、躯体目地などに使用される。

 

■ブチルゴム系シーリング材

湿気硬化の1成分形のシーリング材です。粘着力強、硬化後もべたつきが残る。 コンテナのジョイント部分や板金のはぜ折部分に使用される。

 

■ブリードとは?

シーリング材には、ブリードとノンブリードタイプに分類されます。このブリード現状とは上塗装に粉ふき、にじみなど、いろいろなトラブルが発生します。それを引き起こす原因が可塑剤と言う、弾力性を生みだす為の成分です。また表面に塗り重ねた場合、塗装の内部から塗膜をおかし、表面に変色が起こる場合があります。塗り重ねの場合、亀裂等の補修材には、このノンブリードタイプにて処理いたします。

 

 

 

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